旧バージョンの Google Cloud Directory Sync(GCDS)をご利用の場合は、ツールを最大限に活用できないことがあります。
Google では、随時新しいバージョンの GCDS をリリースしています。新機能や修正が反映されている、最新バージョンをインストールすることをおすすめします。最新バージョンの GCDS の追加機能と改善点については、Google Cloud Directory Sync リリースノートをご覧ください。
注: Google Cloud サポートでは、最新バージョンの GCDS で見つかった問題に関するサポートのみをご提供しています。
GCDS の更新には 2 つの方法があります。ほとんどの場合、GCDS 設定のインプレース アップグレードを利用することができます。ただし、組織で既存の設定を運用したまま、最新バージョンの設定とテストを行う場合は、後述のサイドバイサイド更新をご利用ください。
GCDS のインプレース アップグレード
既存の GCDS 設定を更新する方法は次のとおりです。
- 更新後に確認しなければならない変更点が少なくなるように、手動で GCDS の同期を行います。詳細
- 使用しているプラットフォームに適した GCDS バージョンをダウンロードします。
- インストーラを実行し、表示される手順に沿って GCDS をインストールします。GCDS がインストール済みのパソコンでインストーラを実行すると、既存の GCDS が検出され、アップグレードするよう提案されます。
GCDS のインストールが完了したら、GCDS の設定マネージャーを起動します。
- [File]
[Open] を選択して、既存の XML 設定ファイルを読み込みます。
設定ファイルの設定を確認して保存します。
- [File]
同期シミュレーションを実行して、提案された変更を確認します。詳細 望ましくない変更が含まれる場合は、設定を確認して修正し、XML ファイルを保存します。
スケジュール設定されたタスクや cron ジョブを使用して GCDS を実行する場合、意図したとおりに同期が行われるようにするには、ジョブ スケジューラを手動でトリガーしてください。この手順は、GCDS の設定に使用したものとは異なるシステム ユーザーでジョブ スケジューラ ユーティリティを実行する場合に特に重要です。
GCDS のサイドバイサイド更新
別のバージョンの GCDS をインストールする手順は次のとおりです。
- 更新後に確認しなければならない変更点が少なくなるように、手動で GCDS の同期を行います。詳細
- 使用しているプラットフォームに適した GCDS バージョンをダウンロードします。
- インストーラを実行し、表示される手順に沿って GCDS をインストールします。
- GCDS がインストール済みのパソコンでインストーラを実行すると、既存の GCDS が検出され、アップグレードするよう提案されます。
- 既存のバージョンを削除しないように、[No, install into a different directory] を選択して、新しいバージョンを別の場所にインストールします。
GCDS のインストールが完了したら、設定マネージャーを起動します。
- [Help]
[About Google Cloud Directory Sync] を選択して、新しいバージョンの GCDS を使用していることを確認します。
- [File]
[Open] を選択して、既存の XML 設定ファイルを読み込みます。
設定ファイルの設定を確認し、新しい名前を付けて保存し、新バージョンの GCDS の設定ファイルを作成します。
- [Help]
同期シミュレーションを実行して、提案された変更を確認します。詳細 望ましくない変更が含まれる場合は、設定を確認して修正し、XML ファイルを保存します。
スケジュールされたタスクや cron ジョブを使用して GCDS を実行する場合、意図したとおりに同期が行われるようにするには、GCDS を新しいバージョンに更新してからジョブ スケジューラを手動でトリガーしてください。この手順は、GCDS の設定に使用したものとは異なるシステム ユーザーでジョブ スケジューラ ユーティリティを実行する場合に特に重要です。
古い設定ファイルによる望ましくない変更を防ぐために、旧バージョンの設定ファイルが無効になっていることを確認します。たとえば、旧バージョンの設定ファイルの名前を sync.xml から sync-DISABLED.xml に変更します。
新バージョンが意図したとおりに動作していることを確認したら、混乱を防ぐために旧バージョンをアンインストールします。
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