Google Workspace Migration for Microsoft Exchange(GWMME)は Windows パソコン上で使用できるほか、コマンドライン インターフェースを使用して実行することもできます。
始める前に
コマンド プロンプトを開き、cd コマンドに続けて GWMME のインストール場所を二重引用符で囲んで入力します。例: cd "C:\Program Files\Google\Google Workspace Migration"
デフォルトの場所は次のとおりです。
- C:\Program Files\Google\Google Workspace Migration(32 ビットシステム)
- C:\Program Files (x86)\Google\Google Workspace Migration(64 ビットシステム)
Exchange 管理者のユーザー名とパスワードを入力するよう求められることがあります。
移行に必要なコマンド
コマンドは 1 行で入力する必要があります。ここで複数行にわたって表示されているのは、読みやすくするためです。
Exchange からの移行
例 1: 管理者プロファイルを使用して移行する
ExchangeMigration.exe
--nouse_gui
--exchange_profile_name="Exchange admin profile"
--filename="filename containing user list"
--service_account_json_path="json file path"
--google_admin="admin email address"
--google_domain="Google domain name"
例 2: サーバーと管理者の詳細情報を使用して移行する
ExchangeMigration.exe
--nouse_gui
--source_server="exchange-server hostname"
--exchange_admin_login="Exchange server admin account"
--filename="filename containing user list"
--service_account_json_path="json file path"
--google_admin="admin email address"
--google_domain="Google domain name"
Exchange データの移行について詳しくは、Exchange からデータを移行するをご覧ください。
Google アカウントまたは IMAP サーバーから移行する
ExchangeMigration.exe
--nouse_gui
--enable_imap
--filename="filename containing user list"
--service_account_json_path="json file path"
--imap_security="security number"
--imap_port="port number"
--imap_path_prefix="path prefix"
--imap_server_type="server type"
--source_server="IMAP server hostname"
--google_admin="admin email address"
--google_domain="Google domain name"
Cyrus から管理者モードで移行する場合は、次のコマンドも使用できます。
--imap_admin_id="Cyrus IMAP admin"
--imap_admin_password="Cyrus admin password"
Google または IMAP ベースのアカウントからメールデータを移行する方法について詳しくは、Google アカウントまたは IMAP からメールを移行するをご覧ください。
PST ファイルからの移行
方法 1: Gmail にメールを移行する
ExchangeMigration.exe
--nouse_gui
--filename="filename containing user list"
--service_account_json_path="json file path"
--google_admin="admin email address"
--google_domain="Google domain name"
--pst_base_folder="PST folder name"
方法 2: Google Vault にメールを移行する
ExchangeMigration.exe
--nouse_gui
--filename="filename containing user list"
--service_account_json_path="json file path"
--google_admin="admin email address"
--google_domain="Google domain name"
--pst_base_folder="PST folder name"
--migrate_to_vault
PST ファイルの移行について詳しくは、PST ファイルからデータを移行するをご覧ください。
パブリック フォルダから移行する
例 1: マッピング モードを使用してパブリック フォルダを移行する(推奨)。このモードでは、マッピング ファイルを使用してパブリック フォルダをグループのグループにマッピングします。通常、グループのメールアドレスはパブリック フォルダの名前と一致しないため、ほとんどの組織ではマッピング モードを使用します。
ExchangeMigration.exe
--nouse_gui
--filename="filename containing user list"
--service_account_json_path="json file path"
--google_admin="admin email address"
--google_domain="Google domain name"
--public_folder_mapping_file="path to mapping file"
--enable_public_folder_migration
例 2: デフォルト モードを使用してパブリック フォルダを移行します。このモードでは、マッピング ファイルは必要ありません。代わりに、GWMME はフォルダ名とグループ名を比較します。パブリック フォルダ名がグループ名と直接一致する場合にマッピングが行われます。たとえば、TPS reports/tps-reports は、グループ tps-reports@solarmora.com にマッピングされます。
ExchangeMigration.exe
--nouse_gui
--exchange_profile_name="Exchange admin profile"
--service_account_json_path="json file path"
--google_admin="admin email address"
--google_domain="Google domain name"
--enable_public_folder_migration
パブリック フォルダの移行について詳しくは、パブリック フォルダを移行するをご覧ください。
すべての GWMME の引数
引数は 1 行で入力し、引数の前にダッシュを 2 個(--)付けます。一部の引数には追加のパラメータが必要です。パラメータは等号に続けて入力し、二重引用符で囲みます。
A ~ E
| 引数と説明 | パラメータ |
|---|---|
|
移行するカレンダーの予定の終了日を指定します。この日付以降の予定は移行されません。 例: --calendar_migration_end_date="2020-01-01" |
YYYY-MM-DD 形式の日付 |
|
移行するカレンダーの予定の開始日を指定します。この日付以前の予定は移行されません。 例: --calendar_migration_start_date="2018-01-01" |
YYYY-MM-DD 形式の日付 |
|
Gmail 内のすべてのラベルに追加するプレフィックスを指定します。 例: --custom_label_prefix="migrated-" |
ラベルに追加した、カスタマイズされたプレフィックス |
|
移行するメールの終了日を指定します。この日付より後のメールは移行されません。 例: --email_migration_end_date="2020-01-01" |
YYYY-MM-DD 形式の日付 |
|
移行するメールの開始日を指定します。この日付より前のメールは移行されません。 例: --email_migration_start_date="2018-01-01" |
YYYY-MM-DD 形式の日付 |
|
カレンダーを移行する際にカレンダーの予定のファンアウトを有効にします。 |
パラメータは必要ありません |
|
隠し MAPI(Exchange または PST)フォルダの移行を有効にします。 |
パラメータは必要ありません |
|
Exchange サーバーからではなく IMAP サーバーからの移行を有効にします。 |
パラメータは必要ありません |
|
mbox のロギングを有効にします。Gmail のファイルサイズまたはファイル形式の制限により移行できないメールは、ユーザー固有の mbox ファイルに書き込まれます。mbox ファイルは、GWMME トレース ログ フォルダ パスにあります(例: %localappdata%\Google\Google Apps Migration\Tracing\ExchangeMigration\mbox\user@domain.com.mbox)。 Gmail のメッセージ制限について詳しくは、Gmail でブロックされるファイルの種類をご覧ください。 |
パラメータは必要ありません |
|
Exchange のパブリック フォルダから Google グループへの GWMME による移行を有効にします。詳しくは、パブリック フォルダを移行するをご覧ください。 注: ユーザーとパブリック フォルダの両方の移行を同時に実行することはできません。 |
パラメータは必要ありません |
|
カレンダー リソースの移行を有効にします。 |
パラメータは必要ありません |
|
Exchange サーバー管理者アカウントのログイン名を指定します。この引数は --source_server パラメータとともに使用します。 例: --exchange_admin_login="administrator" |
Exchange サーバー管理者アカウントのログイン名 |
|
Exchange サーバーへの接続に使用する Outlook プロファイルの名前を指定します。GWMME を実行する同じパソコン上の管理者プロファイルを指定します。この引数を使用する場合、次の引数は使用しないでください。
例: --exchange_profile_name="exch_migration_admin" |
既存の Outlook プロファイルの名前 |
|
メッセージ クラスに基づいてメッセージを除外します。 この引数は、アーカイブ ソリューションからスタブ化されたメールを除外する場合に便利です。GWMME では、スタブ化を解除したメールの再移行ができないため、スタブ化されたメールを除外することをおすすめします。その後、メールのスタブ化を解除して完全に元に戻したら、GWMME の 2 回目の実行でこれらを移行します。 例: --exclude_message_classes="ipm.note.eas,ipm.note.1" |
除外するクラスのカンマ区切りリスト(リスト項目の間にスペースを入れない) |
|
フォルダ名に基づいてトップレベル フォルダを除外します。 例: --exclude_top_level_folders="Deleted Items,Drafts" |
トップレベル フォルダのカンマ区切りリスト(リスト項目の間にスペースを入れない) |
F—M
| 引数と説明 | パラメータ |
|---|---|
|
CSV ファイルで指定されたユーザー名に属するデータが含まれます。この引数を使用する場合、--migration_usernames は使用しないでください。 例: --filename="C:\Documents and Settings\users.csv" |
ユーザー名の CSV ファイルへのパス |
|
データを再移行する前に、予備カレンダーの ID をクリアします。カレンダー データを再移行すると、GWMME によって新しい予備のカレンダーが一意の ID で作成されます。これにより、イベントの競合を回避できます。 注: この引数は、データを再移行する前に使用します。詳しくは、コンテンツを再移行するをご覧ください。 |
パラメータは必要ありません |
|
正常に移行されていないアイテムだけでなく、すべてのアイテムについて移行を再実行します。 デフォルトでは、移行が中断された場合、前回の移行が停止した場所から次の移行が再開されます。このパラメータを使用すると、最初から移行をやり直すことができます。このオプションを使用する場合、重複したメールは除外され、前回移行されたカレンダーの予定は無視され(ただし重複する可能性があります)、前回移行された連絡先は重複します。 |
パラメータは必要ありません |
|
カレンダー リソースの予定のオーナーを設定します。予定のオーナーが存在しない場合は、GWMME によって指定された管理者が予定のオーナーとして設定されます。予定のオーナーには、リソース カレンダーへの完全なアクセス権が付与されている必要があります。 例: --google_admin="admin@example.com" |
リソース カレンダーに指定された予定のオーナーのメールアドレス |
|
データを移行する Google Workspace ドメインを指定します。 例: --google_domain="example.com" |
Google Workspace ドメイン |
|
ExchangeMigration.exe の引数を一覧表示します。 |
パラメータは必要ありません |
|
完全なマッピング リストを含むファイルの名前を指定します。ユーザーとカレンダーのアドレスのマッピングを含む CSV マッピング ファイルを使用します。詳しくは、移行に使用する CSV ファイルを作成するをご覧ください。 例: --id_mapping_file="resources.csv" |
ファイル名 |
|
サーバー上のすべての IMAP アカウントにアクセスできる Cyrus IMAP 管理者を指定します。--imap_admin_password とともに使用します。 例: --imap_admin_id="admin@example.com" |
Cyrus 管理者のメールアドレス |
|
Cyrus IMAP 管理者のパスワードを指定します。--imap_admin_id とともに使用します。 例: --imap_admin_password="password" |
Cyrus 管理者のパスワード |
|
IMAP サーバー上にあるユーザー フォルダのパスのプレフィックスを指定します。 すべてのフォルダに共通する IMAP フォルダのパスのプレフィックスを入力します。パスのプレフィックスは通常、フォルダ名の IMAP 名前空間です。たとえば、ユーザーの IMAP フォルダが INBOX、INBOX.Sent、INBOX.Draft の場合、INBOX がパスのプレフィックスです。一般的なパスのプレフィックスとしては、Cyrus と Courier の場合は INBOX となり、GroupWise IMAP、Gmail、Dovecot の場合は空白のままとなります。 例: --imap_path_prefix="INBOX" |
ユーザー フォルダのパスのプレフィックス |
|
IMAP サーバーのポート番号を指定します。 例: --imap_port="143" |
ポート番号 |
|
使用するセキュリティ オプションを指定します。次のいずれかのコードを使用します。
例: --imap_security="1" |
1 桁のコード |
|
移行元の IMAP サーバーの種類を指定します。サーバーの種類には、Exchange、GroupWise、Gmail、Cyrus、Courier、Dovecot、Zimbra、unsupported があります。デフォルトは unsupported です。 注: 間違ったサーバーの種類を指定すると、移行のパフォーマンスに影響が出る可能性があります。 例: --imap_server_type="Gmail" |
IMAP サーバーの種類 |
|
メールを Google Vault に移行します。メールはユーザーのアカウントにアップロードされ、削除済みのマークが付けられます。ユーザーの受信トレイでラベルは作成されません。 次の制限事項にご注意ください。
|
パラメータは必要ありません |
|
移行するユーザーのリストを指定します。この引数を使用する場合、--filename は使用しないでください。 例: --migration_usernames="user1,user2,user3" |
ユーザーをカンマで区切ったリスト(項目の間にスペースを入れない) |
N—Z
| 引数と説明 | パラメータ |
|---|---|
|
カレンダー データを対象に含めずに移行を実行します。 |
パラメータは必要ありません |
|
連絡先データを対象に含めずに移行を実行します。 |
パラメータは必要ありません |
|
メールデータを対象に含めずに移行を実行します。 |
パラメータは必要ありません |
|
移行レポートが生成されなくなります。移行レポートは、移行中に発生したメッセージ エラーを記録したものです。移行レポートが生成されなくなることで、移行のパフォーマンスを向上させることができます。 |
パラメータは必要ありません |
|
マッピング ファイルなしで移行を実行します。--id_mapping_file 引数を使用している場合、すべてのマッピング データはユーザーのリストで定義されます。 |
パラメータは必要ありません |
|
PST ファイルから移行する際に、ラベルにプレフィックスを付加しないことを指定します。デフォルトでは、移行中に作成されたラベルやカレンダーのプレフィックスとして PST ファイルの名前が付加されます。 |
パラメータは必要ありません |
|
コマンドラインを使用して GWMME を実行します。グラフィカル ユーザー インターフェース(GUI)モードがデフォルトです。 |
パラメータは必要ありません |
|
コマンドラインから移行を実行するときに、Enter キーを押すことなく GWMME を閉じます。 |
パラメータは必要ありません |
|
同時に移行するユーザー数を指定します。ユーザーごとに個別のスレッドが開かれます。スレッド数のデフォルト値は 25 です。 例: --num_threads="20" |
ユーザー数 |
|
移行用の PST ファイルを含むディレクトリを指定します。GWMME は、指定されたフォルダのサブフォルダ内にあるすべての PST ファイルを移行します。 この引数を使用する場合、次の引数は使用しないでください。
例: --pst_base_folder="C:\pst" |
PST ファイルを含むディレクトリ |
|
マッピング ファイル名を指定します。マッピング ファイルは、Exchange のパブリック フォルダのパスを Google グループのメール アドレスにマッピングします。詳しくは、パブリック フォルダを移行するをご覧ください。 例: --public_folder_mapping_file="public_folder_mapping.csv" |
CSV 形式のマッピング ファイルの名前 |
|
サーバービジーのタイムアウトなど、一時的なエラーが発生した場合の再試行の回数を指定します。デフォルトは 10 です。 例: --retry_count="5" |
再試行の回数 |
|
詳細な移行前診断を実行します。診断では、サーバーの接続、認証、アカウントへのアクセス、ユーザーリスト全体を検証します。 |
パラメータは必要ありません |
|
サービス アカウントの認証情報ファイルへのパスを指定します。このファイルを取得する手順については、アカウント向けに GWMME を承認するをご覧ください。 例: --service_account_json_path ="C:\Users\admin\privatekey.json" |
サービス アカウントの認証情報ファイルへのパス |
|
Exchange または IMAP サーバーの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名を指定します。 Exchange の移行の場合、この引数は --exchange_admin_login とともに使用します。この引数を使用する場合、--exchange_profile_name は使用しないでください。 例: --source_server="mailserver.example.com" |
サーバーの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名 |
|
ラベルなしでメールを移行するように指定します。 |
パラメータは必要ありません |
|
Exchange リソースのメールアドレスを対応する Google Workspace リソースのメールアドレスに変換し、すでに Google カレンダーに移行済みの既存の予定を適切に変更できるようにします。 通常は 1 回目にユーザーを移行し、2 回目にカレンダー リソースを移行します。2 回目にカレンダー リソースを移行する場合は、GWMME を設定してユーザーのカレンダー データを再び移行します。この設定には、--translate_conflicting_events を使用します。 |
パラメータは必要ありません |
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