管理者は、組織のメール配信オプションとルーティング オプションを設定できます。これらのオプションには、メールの転送とリダイレクト、要件に合致する組織のメールのルーティングなどがあります。この記事では、この 3 種類のメール配信の違いについて説明します。
メールの転送とリダイレクト
これらの用語は同じ意味で使用されることもありますが、転送とリダイレクトは少し異なります。
転送では元のメールの内容が変更され、転送メールにはメッセージ履歴が含まれます。多くの場合、転送メールの本文には、元のメールのヘッダー情報が含まれています。通常、転送されたメッセージは、最初に元の受信者に配信され、その後さらに別の受信者に送信(転送)されます。
リダイレクトでは元のメールの内容が変更されることはなく、リダイレクトされたメールは元の送信者から直接送信されたように見えます。リダイレクトされたメールは、指定した新しい受信者に対してのみ送信(リダイレクト)されるため、元の受信者にメールが配信されることはありません。あるいは、元の受信者と新しい受信者の両方に送信することもできます。
管理者は、組織全体や組織部門に対して転送とリダイレクトを設定できます。ユーザーごとに転送とリダイレクトを設定することもできます。
メール認証への影響
メールの転送とリダイレクトは、メールの認証に影響することがあります。送信メールが認証チェックに合格するように、常にメール転送のベスト プラクティスに沿って実施することをおすすめします。
SPF レコードに転送サーバーが含まれていないと、SPF 認証が失敗する可能性があります。受信サーバーによってメールが拒否されたり、迷惑メールに分類されたりする可能性があります。SPF レコードには、ご使用のドメインに代わってメールを送信するすべてのドメインと IP アドレスを含める必要があります。詳しくは、SPF の詳細をご覧ください。
転送サーバーによりメールの本文が変更されると、DKIM 認証に失敗したり、受信サーバーによってメールが拒否されたり、迷惑メールに分類されたりする可能性があります。ウイルス対策ソフトウェアやスパム対策ソフトウェアには、メールを転送する前にメール本文の内容を変更するものもあります。DKIM の詳細
メール ルーティング
ルーティングとは、組織のメールの配信方法を表す広義の用語で、通常は組織レベルまたは組織部門レベルで行われます。Google Workspace のルーティング機能には、二重配信、キャッチオール ルーティング、受信ゲートウェイと送信ゲートウェイ、ポリシーや設定に基づいてメールを拒否、検疫、変更して送信する機能が含まれます。
管理者は Google Workspace の高度なルーティング機能を使用して、Google 管理コンソールで組織のメール配信オプションを設定できます。たとえば、Gmail とオンプレミスのメールサーバーの両方にメールを配信できます。あるいは、無効な受信者のメールアドレスを含む受信メールを、キャッチオール アドレスと呼ばれる特別なアドレスに送信することもできます。