2025 年 5 月 1 日より 、Google Chat における 1 対 1 のダイレクト メッセージの保持ポリシーが変更されます。
5 月 1 日までは、外部参加者との 1 対 1 のダイレクト メッセージ(1 対 1 DM)の保持ポリシーは、両方の組織で管理できます。つまり、各組織の保持ポリシーによって、1 対 1 DM でユーザーに表示される履歴の量が変わります。これは、作成者の組織の保持ポリシーのみが適用されるスペースの会話の処理方法とは異なります。
5 月 1 日より、1 対 1 のダイレクト メッセージには、作成した組織の保持ルールのみが適用されるように移行されます。
この変更は、保持ポリシーの適用や、Vault ポリシーが適用されるユーザーの Google Vault における会話へのアクセスには影響しません。
イベントのタイムライン
2025 年 5 月 1 日より 、外部ユーザーとの新しい 1 対 1 のダイレクト メッセージにはすべて、作成者の保持ポリシーが適用されます。
2025 年 6 月 2 日より 、外部ユーザーとの既存の 1 対 1 のダイレクト メッセージに作成者の保持ポリシーが適用されます。
2025 年 8 月 1 日までに 、すべての 1 対 1 のダイレクト メッセージの移行プロセスが完了する予定です。
2026 年 2 月 1 日まで、影響を受ける 1 対 1 のダイレクト メッセージは、移行終了から 6 か月間、Google Vault またはデータ エクスポートに保存され、組織はデータのコピーをダウンロードできます。 ただし、コンテンツの削除を設定したルールは引き続き適用されます。
注: 管理者が組織内のユーザーと外部ユーザーとの間のすべてのメッセージのコピーを保持する場合は、有効な Vault 保持ポリシーを設定することをおすすめします。
データ移行前に管理者が行えること
管理者は、移行前に次の処理を行うことをおすすめします。
- 外部チャットの設定をご確認ください。
- チャットの保持ポリシーに関する従業員からの質問に回答する準備をする
- 保持ポリシーを確認する
- (省略可)組織向けに Vault を設定する
- (省略可)外部との会話のコピーを取得する
- (省略可)サードパーティ製アーカイブを設定する
保持ポリシーを確認する
データが適切な期間保持されるよう、Vault ポリシーが設定されていることを確認します。Vault ポリシーが設定されていない場合、現在アクセスできる一部の会話のメッセージが削除される可能性があります。詳しくは、保持ルールと記録保持(リティゲーション ホールド)を管理するをご覧ください。
(省略可)組織向けに Vault を設定する
組織から送信されたすべてのメッセージを保持したいが、有効な Vault ライセンスがない場合は、Vault ライセンスの手順に沿って、組織用に Vault を設定します。
(省略可)8 月に外部との会話のコピーを取得する
この移行の影響を受ける可能性がある外部との会話のコピーを取得するには:
- 検索演算子
is:externalmanagedを使用して Vault のエクスポートを実行します。この演算子では、別の組織によって管理されている 1 対 1 DM のみが返されます。このデータは 2025 年 8 月 1 日以降にエクスポートしてください。 - ドメインのデータ エクスポートをリクエストします。このエクスポートをリクエストする場合は、2025 年 8 月 1 日以降にお願いします 。
(省略可)サードパーティ製アーカイブを設定する
Chat のデータをすべて保持したいが Vault がない場合は、サードパーティ アーカイブを設定できます。
ダイレクト メッセージの保持に関する変更についてのよくある質問
この変更後、1 対 1 のダイレクト メッセージに適用される保持ポリシーはどのように決定されますか?
外部参加者との 1 対 1 のダイレクト メッセージを作成したユーザーの保持ポリシーが、会話に参加している両方のユーザーに適用されます。たとえば、2 年前に外部ユーザーがあなたとの 1 対 1 のダイレクト メッセージを作成した場合、そのユーザー(またはその組織)の保持ポリシーが適用されます。会話が削除されても、作成者は変更できません。
ユーザーと管理者は、参加している 1 対 1 のダイレクト メッセージの会話の保持ポリシーを確認できますか?
いいえ。プライバシー上の理由により、会話の保持ポリシーを表示することはできません。ただし、すべての会話には、会話を開始したユーザーを示すテキストが表示されます。つまり、どのユーザーのポリシーが適用されるかを確認できます。
保持ポリシーによってすべてのメッセージが削除され、ユーザーが新しいメッセージを送信した後、作成者は変更されますか?
いいえ。ポリシーは、ユーザーが別のユーザーとの会話を初めて作成したときに設定されます。設定後に変更することはできません。1 対 1 のダイレクト メッセージを開始したユーザーがどちらであるかは、両方のユーザーに対して会話の上部に表示されます。
私や組織内のユーザーが、自分の保持ポリシーを使用する 1 対 1 のダイレクト メッセージと、別の組織の保持ポリシーを使用する 1 対 1 のダイレクト メッセージを選択することはできますか?
いいえ。
各ユーザーに対して、それぞれの組織の保持ポリシーが適用されますか?それとも、作成者のポリシーが両方のユーザーに適用されますか?
この変更により、外部との会話では、会話のすべてのメッセージに作成者の保持ポリシーが適用されるようになります。メッセージは、作成者に対して設定された保持ポリシーの期間が経過すると削除されます。
管理者にとって、Vault での 1 対 1 のダイレクト メッセージへのアクセスに変更はありますか?
管理者が組織内のすべてのユーザーに Vault ポリシーを適用している場合、ユーザーがメッセージを閲覧できる期間が短くなることはありません。場合によっては、Vault で利用できるメッセージが増えることあります。これは、会話に参加している他のユーザーよりも作成者の保持ポリシーの期間の方が長い場合に起こることがあります。作成者以外の管理者が、ユーザーが閲覧できるメッセージにアクセスできるようにするため、メッセージを削除するポリシーが設定されている場合でも、それらのメッセージは Vault に保存されます。
管理者にとって、データ エクスポートからアクセスできる 1 対 1 のダイレクト メッセージに変更はありますか?
Vault を導入しており、すべてのユーザーに Vault ポリシーが適用されている場合、データ エクスポートから 1 対 1 のダイレクト メッセージをダウンロードする機能には影響がありません。Vault を導入していない場合や、すべての会話に適用されるポリシーがない場合、以前にデータ エクスポートで利用できた会話の一部がある時点で利用できなくなることがあります。データ エクスポートを実行する組織の場合、すべてのデータが移行後 6 か月間保持されます。 ただし、コンテンツの削除を設定したルールは引き続き適用されます。
組織内の 2 人のユーザー間の 1 対 1 のダイレクト メッセージに影響はありますか?
同じ組織内の 2 人のユーザーの保持ポリシーが競合する場合は、Chat と Vault でユーザーごとに個別のポリシーが適用されます。移行が完了すると、期間が長い方の保持ポリシーが適用されます。一方のユーザーがカスタム保持ルールを設定していて、もう一方のユーザーがデフォルトの保持ルールを設定している場合、両方のユーザーでカスタムルールが優先されます。
一方のユーザーに自動削除ポリシーが適用されている場合、そのポリシーによって Chat の両方のユーザーのメッセージが削除されます。両方のユーザーに自動削除ポリシーが設定されている場合は、期間が短い方のポリシーが両方のユーザーに適用されます。メッセージは Chat から削除されても、設定された保持ポリシーに従って Vault で保持されます。
この変更は訴訟のための記録保持(リティゲーション ホールド)に影響しますか?
いいえ。
この変更はデータ リージョンに影響しますか?
いいえ。
別の組織によって作成された 1 対 1 のダイレクト メッセージに、保持ポリシーまたは自動削除ポリシーを適用できますか?
今回の移行後、Chat では作成者が設定したポリシーのみが適用されるようになります。ただし、Vault のデータについては、引き続き会話を作成したユーザーに関係なくポリシーが適用されます。
エンドユーザーのデータ エクスポートに影響はありますか?
エンドユーザーのデータ エクスポートでは、ユーザーが Chat のユーザー インターフェースで確認できるメッセージは引き続きエクスポートされます。ただし、2026 年 2 月 1 日までは、一時的に一部のメッセージがこの移行の影響を受ける場合があります。
この変更の前後の保持の仕組みの例を教えてください。
変更前の保持ポリシーの仕組みの例: 会社 A のユーザー A の保持ポリシーは 3 か月、会社 B のユーザー B の保持ポリシーは 6 か月です。ユーザー A とユーザー B の間でメッセージの送受信が行われるとします。Chat では、ユーザー A は 3 か月後に会話を閲覧できなくなりますが、ユーザー B は 6 か月経過するまで会話を閲覧できます。Vault では、各組織の管理者は、設定したポリシー(3 か月または 6 か月*)に基づいて会話を閲覧できなくなります。
移行後の保持ポリシーの仕組みの例: 会社 A のユーザー A(作成者)の保持ポリシーは 3 か月、会社 B のユーザー B の保持ポリシーは 6 か月です。Chat では、3 か月後にどちらのユーザーも会話を閲覧できなくなります。これは、Chat の会話を閲覧できる期間は、作成者(ユーザー A)の保持ポリシーによって決まるためです。Vault の場合はこれとは異なり、Vault の管理者が会話を閲覧できる期間は、それぞれの保持ポリシーによって決まります。たとえば、会社 A の管理者の保持ポリシーが 3 か月で、会社 B の管理者の保持ポリシーが 6 か月の場合、各管理者は、それそれが選択した保持ポリシー*の期間、Vault で会話を閲覧できます。
移行後の保持ポリシーの仕組みの例: 会社 A のユーザー A の保持ポリシーは 3 か月、会社 B のユーザー B(作成者)の保持ポリシーは 6 か月です。上記の例と同様に、Chat では作成者の保持ポリシーが適用されるため、両方のユーザーが会話を閲覧できる期間は 6 か月になります。Vault の管理者の場合、どちらの会社でも 6* か月間会話を閲覧できます。会社 A のユーザーが閲覧できるメッセージにアクセスできるようにするため、会社 A の閲覧期間が延長されます。
*注: Vault では、保持ポリシーの有効期限が切れてからメッセージが削除されるまでに、30 日間の削除期間もあります。